ここでは私のいったことのある派遣先で良く見かける人物を10パターンに分けて紹介していきます。
△夢追い人
売れないミュージシャンや音楽家、小説家志望など夢を追っている人もたくさんいました。しかし、残業続きで12時間工場にいたら才能があっても芽は開花しないと思いましたけど・・・。
彼らと話すのはとても楽しかったです。お互いの夢について目を輝かせて語っている姿は羨ましくもありました。そんな彼はその年で42歳でした。
△夢破れた人
「昔はデザイナーをやっていた」
「昔は舞台役者をしていたんだ」
「漫画家志望だった」
など夢に破れて仕方なく派遣という道を選んでいる人もいました。彼らには哀愁が漂っていました。
いま、デザイナー志望や、アイドル志望の若い子も多くいます。しかし、デザイナーは体力勝負ですし、アイドルも年には勝てません。彼らは今は若いから今目の前のことだけにとらわれがちですが、人生の岐路に立った時に諦めることも大切なのかもしれません。
彼らの口から聞く「俺らは負け組だから」のセリフが全てを物語っていました。
△低所得なシングルマザー
派遣先には様々なシングルマザーの人がいました。特に工場勤務は女性が多いので自然とシングルマザーの数も多くなると思いますが、やはり異常です。しかも仲良くなり話を聞くと
子供がグレてしまった
子供が20歳超えてコンビニのアルバイト
子供が引きこもり
という人がとても多かったです。シングルマザーの人が多いこともびっくりですが、シングルマザーの子供の話を聞いてもやはりアルバイトから抜け出せない、キャバ嬢、キャッチをやっているという話を多く聞きます。
やはり片親ですと収入も少なく安定しないため子供の将来の選択肢が狭くなってしまうのは悲しいことですがこれが現実ですね。
また酒やタバコ、男が好きな人が多く、考え方も自分本位の人が多いイメージがありました。気に入らないことがあればすぐに仕事を放棄したり、陰口を言ったり自分勝手を絵に描いたような人が多かったです。
△小言が多いパワハラ上司
少しのミスで小言や嫌味を言ってくるパワハラ上司が多いです。特にベテラン正社員に多い傾向があります。自分ができるからできない新人契約社員の作業の遅さにイライラしてしまうんだと思います。また派遣社員を下に見ている人は派遣社員によく当たり散らします。職場の雰囲気も悪くなり、ギスギスした雰囲気になっていきます。
このような人がいる部署の特徴としては
常に人が足りない
派遣社員さんがすぐに来なくなる
ノルマ達成ができていない
単調な作業が多い部署
です。パワハラ上司がいると派遣社員がどんどん辞めていきます。人がいなくなった分他の人にしわ寄せがいき、パワハラ上司のイライラも増えます。そのイライラはまた新しい派遣社員に向けられます。こんな悪循環に陥ってしまうのです。
△残業強要上司
忙しい部署に多いですが、残業を強要してくる上司がやばい。派遣社員のメリットの中に「働き方を選べる」というものがあります。しかし、残業強要マンは
「うちの部署は残業が基本だから」
と派遣社員に圧力をかけます。
「うちは残業あまりしないからー」
と入る前は言われていたのに、入ってみたら残業ばかり・・・。
そんな派遣先も多かったです。
派遣社員の一人が勇気を振り絞って残業を辞退した時がありました。それ以降正社員は残業出れない人に冷たく接するようになっていきました。挨拶しても返事をしなかったり、無視し続けたり。残業強要マンの特徴は残業する人には優しいけど残業しない人には冷たくなるので注意が必要です。
△怒鳴り散らすパワハラ上司
仕事中に怒鳴り散らすパワハラ上司がヤバイんです。作業中どこからか怒鳴り声が聞こえてきます。怒鳴られてパフォーマンスが上がる人などいません。
「遅い」と言われてスピードを上げたら
「間違えている」と言われ丁寧に作業したら
「遅い」と怒鳴られる
それの繰り返しです。正直ベテラン正社員のラインに1ヶ月未満の新人派遣社員が入ってどうにかできるものではありませんでした。一工程10分程の作業でしたのでやはり覚えたての私たちは15〜20分ほどかかってしまいます。
そのために怒鳴り声が聞こえてくるのです。耐えられません。